仕事を辞めてから年金を受給するまで苦労しました。

61歳の時に個人会社とのトラブルがあり、やむを得ず退職しました。これといった貯金もないため、すぐに生活に事欠いたため、一生懸命に仕事を探しましたがすぐには見つかりませんでした。蓄えが無かった原因は、バブルの直前に父が亡くなり、その直後のバブル崩壊により資産相続額が激減してしまったため、相続税が払えなくなってしまったことです。

 

そのため、自宅を担保に借金をしたのです。せっかく若い頃にためた貯金で購入した自宅でしたが、このような事になろうとは、思いもよりませんでした。借金の支払いに長年追われ、自己破産の検討もしましたが、親族の援助で助かりました。退職の時もまだ、借金は残っていたので、生活は大変でした。何とか自宅が残っていたのは幸いです。

 

借家でしたら自己破産でした。バブル崩壊の犠牲者の一人と思っています。仕事が見つからない為、年金を申請することにしました。しかし、65歳からの支給までには少し間があります。そうは言っていられないので、前倒し受給にしました。年金事務所に何回か通い、手続きを済ませましたが、支給は3か月位先になります。

 

その間、生活に困るのですが、雇用保険は退職トラブルで手続きが出来ない状態でした。毎日、求人チラシとにらめっこをしていました。何件も応募をしましたが、すべて無駄でした。しかし、1件感触があったのですが、その会社の前任者の都合で先延ばしにされていました。その間、別の会社に応募したところ、何とか採用されました。

 

翌日から勤務が始まり、大変にホットしたものです。感触があった会社から再度声がかかったときはもう勤めていましたから、お断りをしました。こうして、また、安定した生活に戻ることが出来ましたが、借金はまだ残っていました。1億円近い額は簡単には減りません。親族の援助によりかなり減りましたが、残りは自己努力です。

 

最終的に完済出来たのは70歳近くになってからでした。しかし、そのころに病気を発症してしまい、長期の入院となり、仕事はやめました。借金がないだけ、収入が減っても家計には大きな影響はありませんでした。今、振り返れば、あのバブル崩壊が少しでも遅れていれば、このような苦労はしなかったものと考えています。私の人生の前半は過酷な仕事、後半は借金返済の歴史でした。


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